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『Canvas – The Board Game(キャンバス)』プレイレビュー&感想《PC》絵心がなくてもカードを重ねて完成する素敵絵画イラスト!大好評アート系ボードゲームがデジタル化!アートフェスティバル勝利を目指して、試される戦略と創造性

「ルノワール」や「クロード・モネ」ら巨匠による印象派を思わせる画風の絵画を、カードを重ねるだけで作り出せる、戦略と創造性が試される人気ボードゲーム『Canvas(キャンバス)』がデジタル化!
 
芸術カードを集めて組み合わせ、素敵な絵画(アート)を作る画家となって、アートフェスティバルで勝利を目指すぞ!レッツらゴー♪
 
『Canvas – The Board Game』プレイレビュー&感想、はっじまるよ~。

『Canvas – The Board Game』Steamレビューコードは、「Mipmap Digital」様より「https://keymailer.co」サイトを介してご提供いただきました。ありがとうございましたッ!!
 
『Canvas – The Board Game』は、画家となって、マーケットに出される「透明な芸術カード」を集めて組み合わせ、アートフェスティバルの採点(スコア)基準に合わせた絵画を生み出し勝利を得るか、それとも自分の創造性を重視するか、実に悩ましくも楽しいターン制ボードゲーム。
 
作成した絵画(アート)は、それぞれの芸術カードのタイトルが組み合わさった、面白おかしくも意味深な雰囲気バッチリのタイトル付に!
 
『Canvas – The Board Game』のトップ画面の柔らかなタッチで描かれたイラストは実際のボードゲームのパッケージのビジュアルと同じ素敵イラストです。

 
オプションにて言語選択に「Japanese(日本語)」があるので選択し、解像度もマックス、絵画制作を「フルスクリーン」で楽しむことにします。

 
オプションの下の方に「ルールブックを読む」というボタンがあるので、「もしやあらかじめルールを知らなくてはいけないのかな」と思って押して見たけれど、リアルボードゲームのルール冊子のようでした。
 
『Canvas – The Board Game』内には「チュートリアル」で説明があるので、こちらのファイルは読むも読まないも好みかと思います。(英語表記)
 
ということで、トップ画面が「日本語」化されたことを確認すると「プロフィール」があり、ここもチェック。

 
「プロフィール」には、最高スコアやプレイ回数、勝利数、実績解除、さらに、左右にある「ベストゲーム」や「最後のゲーム」のキャンバスには、ゲーム内で作った絵が飾られることになります。

 
例えば、こんな感じ。勝率がめちゃ低いけれど、とても楽しく遊んでいる。

 
『Canvas – The Board Game』の「チュートリアル」のお相手(AI)の名前は、印象派の巨匠と同名の「クロード・モネ」。
 
芸術カードを組み合わせて作ったアートの採点方法となる「スコアカード」は、バラエティ、反復、強調、構成となっています。

 
そしていよいよ「チュートリアル」スタート!素敵なアートを生み出すべ~、エイエイオー!

 
自分のターンになると、マーケット(画面中央)に広げられた「芸術カード」から「1枚」選びます。

 
いつも一番左のカードは、無料(トークン無し)になっています。(左から2枚目より右にあるカードを手にするには、パレット・デザインのトークンが必要になります)。
 
『Canvas – The Board Game』の「芸術カード」の下部に描かれている「色」や「図形」は、アートフェスティバルの採点方法となるスコアカードのデザインの要素を示しています。

 
この「色」や「図形」と「組み合わせ」のスコアカードによって、採点でもらえるリボンが変わってきます。

 
先ほど出てきた「パレット・デザイン」のトークンは、「インスピレーション トークン」と言って、初めに4つ持っているのですが、左端のカードは、ノーコストで取得できるとはいえ、欲しいカードがそれではない時に、欲しいカードまでスキップするために「インスピレーション トークン」を置いてスキップします。

 
『Canvas – The Board Game』で、他のプレイヤーがカードに「インスピレーション トークン」を置いていた場合、そのトークンをカードと共にもらうことができます。(このトークンは採点後に、同点だった場合、トークンが多い人が勝利となります。)

 
アートフェスティバルの採点方法を決める「スコアカード(画面上部に表示)」は「4枚」あり、それぞれの条件に合った絵画作り出すと「リボン(採点アイテム)」が貰えて勝利が近いのですが、勝利を目指すか、創造性を刺激する絵を作る芸術性を目指すかどうか、実に悩ましいところ。できればやっぱり好みの絵を創りたい…

 
ということで絵画を作成するためには「3枚のカード」が必要ですが、手札は「5枚まで集められる」ので、マックスの5枚まで集めて、右下の絵画アイコンを選択し、芸術タイム・スタート♪

 
3枚のカードを組み合わせて絵画を一つ創るのですが、透明なカードゆえに、重ねる順番によって採点ポイントを満たしているかどうかが変わるため、うまく重ね合わせて得点リボンを得るか、好みの美しい絵画を作るか。
 
この悩ましさこそ、このゲームの面白さと醍醐味。

 
『Canvas – The Board Game』チュートリアルのため、ルネサンスの天才「レオナルド・ダ・ヴィンチ(AI)」も手加減してくれたのか プレイヤー 勝利に!(対戦相手AIが変わっている点は後述)

 
「スコア概要」ということで、創った絵画を見ることができます。
 
芸術カードにはそれぞれ言葉が書かれているので、組み合わせて完成した時に面白い絵画タイトルになってるのも見どころです。

 
ちなみにこの絵のタイトルは、左から「天の遊び」「移りゆく眺め」「突然の失敗」というタイトルがついています。
 
意味ありげな タイトルなのがなんとも 面白おかしく楽しい♪
 
『Canvas – The Board Game』の練習(チュートリアル)を終えて、いよいよプレイスタート!

 
相手は「ルーベンス(AIの名称)」です。ドキドキだよ、パトラッシュ。
 
マーケットに並べられた「5枚のカード」から自分の好みの絵柄とスコアカードをチェックしながら、高得点が得られる様に考えつつ、カードを選びます。
 
AI難易度「やさしい」であるためか、勝利は我が手に!

 
この絵のタイトルは「選ばれた悪夢」「禁じられた」「平和な幼少期」と、これまた面白く不思議なタイトル付き。
 
そして「ルーベンス」の絵画のタイトルは「突然の」「憂鬱な夢」「天の真実」。

 
なんだか見ていると熟考を重ねてつけられたタイトルのように見えてくる不思議。
 
そろそろAI難易度「やさしい」でプレイヤー 2人(自分とAI)というのにも慣れてきたので、3人に増やしてAIレベル「ふつう(普通)」でレッツらゴー!

 
さすが印象派「ルノワール※」得意分野なのかトップです。(※AIの名前です)

 
「ルノワール」作品のタイトルは「深い眺め」「彷徨える好奇心」「重い脱出」。
 
窓枠の向こうの船、ダイスとじゃれ様とする猫、そして黒枠。それぞれの作品とタイトルの関係が何とも芸術的。…と思うところがアートの世界だよなぁ、とちょっぴり感慨深くなったり。
 
わたくしの作品タイトルは「無邪気な警告」「憂鬱な視点」「移り行く瞬間」。

 
「ルーベンス」の作品は「美」「照らされた複雑性」「禁じられた聖域」。

 
マグロの握りが釣り餌になってるのが禁じられた聖域という、何ともシュールな世界(でもシュールレアリスム系の絵は出てこなかったなぁ…。はっ!! 創り出される絵がソレそのもの、シュールかも!?)
 
『Canvas – The Board Game』では、美しい絵画をとるか それとも戦略か。別に悩ましい戦いが繰り広げられるのでした。
 
対戦相手の「AI」の名前が、実際に存在した巨匠たち芸術家の名前である点もとても楽しくて、まるでアーティストのサロンにお呼ばれしたかのような「アートフェスティバル」参加が楽しめるひととき。
 
そしてついに「パブロ・ピカソ※」が!(※「AI」の名前なのだけど)
 
うほほほ、うほほ(嬉しさのあまり人間を忘れかけている…)難易度AIレベル「ふつう(普通)」で、勝利は我が手に!

 
今回の絵のタイトルは「ありえない罠」「調和のとれた自由」「背の高い視点」。
 
「パブロ・ピカソ」の絵画のタイトルは「不吉な」「聖域」「無邪気な瞬間」。これまた意味ありげなタイトル。

 
そして『Canvas – The Board Game』で、マグロの握りが好きな「ルーベンス」の絵のタイトルは「移り行く餌」「堕落した夢」「憂鬱な悪夢」。

 
移り行く餌に描かれた(チョイスされた)吊り下げられたマグロの握り、そして都会のビルのシルエット、舞い散る桜吹雪…、果たして画家が描きたかった真意とは!?
 
タイトルと絵画を見て面白おかしく楽しむのも本作の素敵ポイント
 
3人で楽しむのを 慣れてきたので「AI」をもう一人増やして「4人」で遊ぼうと、今度は「ルーベンス」と「クロード・モネ」「マティス」とアートフェスティバル。

 
ウキウキと楽しく遊ぼうとしていたわたくしを襲ったのは、フリーズからのプログラム落ち。
 
「えっ!?」と驚いたものの、進行状況はセーブされているので、続けて遊ぼうとしても遊べず。

 
途中までのゲーム継続を破棄して新規に始めても、フリーズ祭り。
 
果ては「チュートリアル」さえも、途中でフリーズと絶望、気分は真っ逆さま。
 
あんなに楽しく遊んでいた「アートフェスティバル」はどうなったんだろう。本当にとても楽しかった。
 
新人なのに先輩方を押しのけて勝利を取ったのがいけなかったんだろうか。←
 
ということで、ここから検証タイムスタート。
 
1時間ぐらい解像度を変えたり、グラボを変えたり、色々と検証した結果、「人数が増えるとフリーズ」からのプログラム落ち、と。
 
そして、ふとあることに気づいた件。
 
『Canvas – The Board Game』で、画面を何回も何回も何回も見ていると「メッセージ」が出た(出る?)タイミングで、フリーズっぽい。
 
そこで言語を「日本語」ではなく「英語」にしてみると、日本語でメッセージ表示が出る時と微妙にタイム差がある気がする(英語の方が表示スピードが速く感じる)。

 
これはもしや ローカライズに関連した何かが悪さをしているのでは?と、推測。
 
では言語を「英語」でプレイしたら、どうなるかと検証。

 
途中までのデータを破棄して、新規に「5人」で開始。

 
結論から言うと、「英語」表記にすると、全て解決!
 
人数が増えても関係なく、最後までちゃんと遊べます。

 
なので日本語で遊びたい時は、自分と「AI」の2人で遊ぶのなら、日本語のメッセージ表示が少ないため「フリーズ」しにくいのではないかと。
 
『Canvas – The Board Game』を「日本語」選択して「3人」で遊ぼうとすると、ちょっとフリーズにヒヤヒヤ ドキドキのフリーズ祭りの確率アップの運試し。
 
そういえば「日本語」を選択して、1番始めの「チュートリアル」でAI名称「クロード・モネ」とゲームを開始したのに、途中でプログラムが落ちて、もう1回始めたらAIが「レオナルド・ダ・ヴィンチ」になったんだったわ(それ以降は楽しく遊べていたので忘れていた)。
 
ということで、英語で遊んだ時の順位は「5位」と残念ながら、何も問題なく遊べて「参加メンバー(AI)」の絵も順番に見ることができました。

 
表記文字が「英語」でもゲームプレイには問題がありませんが、絵のタイトル名が英語表記だと、やっぱりちょっとピンとこないところがあって、そこは残念かな。

 
あ、そうそう。
 
『Canvas – The Board Game』メインメニュー画面の「キャンバス」にマウスオーバーしたら色が変わったので、「何か仕掛けがあるのかな」と押したら 日本語表記の時には、フリーズからのプログラム落ちとなって謎仕様でした。
 
これも「英語」表記の時には、絵を作ることができる画面に遷移。

 
作った絵は、メイン画面に飾られる素敵仕様なので、おすすめです(ただし、英語表記)。

 
『Canvas – The Board Game』は、人気アート系ボードゲームのデジタル版なので、ゆったりとボードゲームを楽しみたい方や、絵を組み合わせて気軽に絵画(芸術作品)を制作したいと思う方におすすめの作品です。
 
ただ「AI」の人数を増やして遊ぶ時には、「英語」表記でのプレイを強くおすすめします。
 
人数が少ないとサッと遊べるけれど、やはり人数が多い方がマーケットに出てくるアートカードも色々なものが見えるので、選択する面白さが増えます。
 
とても楽しいアート系ボードゲームのデジタル版は、オンラインプレイにも対応しています。
 
『Canvas – The Board Game』は、Steam(PC)にて好評発売中です。

『Canvas – The Board Game』ムービー

 

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