『Slippy Bear(スリッピー ベア)』プレイレビュー&感想《PC》一見お手軽そうに見えて高難易度!あなたマウス動かす、クマちゃん後を追ってくる、あなたマウスの動き止める、クマちゃんすぐに止まれないぃぃッ!!…ようこそ物理・慣性の法則スコアアタック世界へ!!
マウスポインタを動かして、可愛らしい茶色のクマちゃんと追いかけっこ♪のキャッキャうふふのもふもふアニマルワールドが展開するかのようなシンプルキュートなピクセルアート。
だがしかーし、その実はめっちゃ高難易度なマウス操作のアクション&スコアアタックゲーム。
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』プレイレビュー&感想、はっじまるよ~。
『Slippy Bear』レビューコードは、「Daruma The Factory, Inc.」様より「https://keymailer.co」サイトを介してご提供いただきました。ありがとうございましたッ!!
クマちゃんがマウスの後を付いてくる~♪難しそうだけど楽しそう。
黒ベースのシンプルなタイトル画面に、メニューが3つ、「ステージセレクト」ボタン、言語選択や音量などの「設定」ボタン、そして「終了」ボタンが並んでいます。
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』の「ステージセレクト」を選ぶと、ステージ数やクリアタイムなどがひと目でわかる一覧に!
画面右下の「EXTRAS」ボタンを押して表示された画面には、クリアやスコアの他の追加情報として、総死亡回数や総王冠数の文字ががが。
王冠はたぶん、良きスコア(タイム)が出た時の数として、総死亡回数がカウントされるとは、つまり「何回倒れたっけ?」と遠い目になるくらいヘビーなアクションが待っているよかーーん。
ドキドキとワクワクとヒヤヒヤが入り混じった緊張感を感じつつ、まずは第一ステージスタート♪
スクリーンショットには写っていませんが、クマちゃんの近くにはマウスポインタがあります。
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』にはチュートリアルや操作説明は無く、いきなり本番なファーストステージですが、マウス(ポインタ)を動かすとクマちゃんが後を追ってくるので、無事ゴールまで到着することが出来ればステージクリアと理解。
Steamストアページの「ゲームについての」のなかに『Slippy Bear』は「マウス操作で物理法則の慣性を表現したゲーム」との説明あり。
つまり、マウスポインタが動かないと、クマは自ら動かない。
マウスを動かすと、クマはマウスポインタを追いかけて動く。
マウスの動きを止めても、クマは同じようにピタリと止まらず動き続けようとする物理・慣性の法則、つまり滑っているクマ!
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』は、マウス操作だけではままならないクマの動きにヒヤヒヤドキドキしながら、クリア&スコアアタックする高難度アクションゲーム。
ステージの端はレンガの壁があり、滑って落ちないようになっているけれど、画面下部に写っている色の違うレンガのところは、スルリツルリと真っ黒な世界へと落ちていくクマ。
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』は、キャラクターがレンガの道から真っ暗な世界へと落ちてしまっても、暗転して直ぐにステージ最初の場所からリトライとなるので、タイムロスはありません。
そんなこんなで、スコアアタックでタイムを気にするよりも、まずはクリアを優先して、王冠がある場所に着いたら王冠を触ってステージクリア。
クリアまでのタイムが表示されます。そして「NEXT STAGE」ボタンを押して、次のステージへ。
スタートエリアから出ると、転落防止のレンガが無い危険な世界。
マウス操作は、クマちゃんの近くにマウスポインタがあるとゆっくりと移動して来て、離れたところになると勢いよくマウスポインタへと移動してくるので、適切なスピードの距離となるよう、慎重にマウス操作。
直線で移動するならスピードを上げた方がスコアアタック的にはいいのでは?と一瞬思うものの、落ちては元も子もないので、早歩き位のスピードで移動。
あれ?ちょっとスピードを上げても大丈夫かも。勢い良くクマちゃんが走っても、レンガの壁があるから止まれそう。
曲がる時は慎重に動かして、直線は少し駆け足気味に移動…って、随分ぐるぐると回るステージだなぁ。
まだ回る、蚊取り線香のようなステージも、もうすぐゴールかなぁ。落ちないように神経を使いつつの移動は、体感時間が長く感じる~。
そしてようやくゴーーーーーーール!!!
少しずつ先のステージへと進むなか、どんなに広いスペースがあっても、慣性の法則によって勢いがついたクマちゃんは、あっさりとフロアから落ちてしまいます。
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』の場合、落ちたり、倒れたりした場所は、今後の操作の注意を促すかのような不気味なオバケ風マークが !
広いところでマウスを勢い良く動かして滑ってクマちゃんが落ちた経験を活かして、狭いところはスペシャルロースピードで動きます。
そうこう進むうちに、ついに新たなギミックが!タレットから矢が飛んで来てるではあ~りませんかぁ。
これは、矢が飛んでいったら直ぐに移動したらOKに違いない!と思った時がありました。(遠い目)
倒れました。クマ皮が落ちてます、アレです。あそこが現場デス。
リトライを繰り返し、どんなラッキーか幸運か。クマ皮3つの尊い犠牲を乗り越えて、無事に先へと進めた!万歳!!
え?このスクリーンショットさっき見た?確かにさっきと同じ場所ですが、いやいやいや、クマの皮の数が違いまっしゃろ?
そうです、鋭いあなた様にお察しいただいたように進んだ先で倒れたのデス。皮が落ちてます。現場デス。
でも何とか二本の矢の間に入り込めたので、奇跡的に入り込めたので!進みます。
おや?その先にもタレットが集団で設置されているような…。嫌な予感しかしない件について。
あうぅ、再びステージ最初の場所に戻ってしまった。そして積みあがる熊皮。
そしてやはりというか、何というか、その先でも屍累々(しかばねるいるい)。
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』は、ステージが大きくなっても「チェックポイント」といった中間セーブされる様な場所が無いので、倒れたら、またステージ最初からという困難たっぷり死にゲー風味どっぷり。
そして、簡単には通してくれないお約束。
それでも、何とかマウス操作を頑張って、近くにマウスポインタを持っていったり、少し離して移動スピードを上げてみたり。
ついにゴーーーーーールゥゥゥ!!!
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』で、次のステージは、さらに細かなマウス操作と慣性の法則を理解した操作が求められる、難易度めっちゃ高そうステージに!…語彙力
手前の画面で四苦八苦しながら進んでいるところ、画面上にも矢が飛んでるシーンが見えるるる~。
とはいえ、大切なのは今現在のステージでのマウス操作(クマちゃんの動き)。
熊オバケとクマ皮を生み出しながらも、何とか進み、あと少しで飛んでくる矢を心配する事無く、一息つけそうなエリアが!
しかしその先にはさらなる試練。飛んでいる矢と同じスピードで進まなくてはいけない。つまりマウス操作の移動スピードの調節不可避。
うぉぉぉぉ、頑張る~ッ!!
…という意気込みだけでクリア出来たら、高難易度じゃないわけで。
やはりこの様な有様に!!
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』を繰り返しているうちに、どこが端なのかわからないくらいに積みあがる熊オバケとクマ皮の数々。
この場合は、いったんタイトル画面に戻ってステージセレクトすると、きれいサッパリと元の何も落ちていないステージとなります。
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』は、「マウス操作で物理法則の慣性を表現したゲーム」なので、一見お手軽そうに見えて、その実は細やかなマウス操作が求められる難易度の高い1本。
チェックポイントが、チェックポイントさえあれば!と思わずに入られない程、奇跡のように先へと進んでいたのにしくじってステージ最初に毎回戻される空しさ。
タイムアタック(スコアアタック)の前に、マウス操作に慣れたり、練習できるモードがあったら、ヘタピッピも気軽に楽しめて、いつかはマウス操作の達人化!だったかも。
遊んでいる内に、丁寧で細やかなマウス操作能力が身につきそうなポテンシャルを秘めた1本。
ということで、常日頃から細かいマウス操作を行っている方や、マウス操作の達人、不屈の精神で挑む、マウス操作のベテラン志願者におすすめです!
『Slippy Bear(スリッピー ベア)』は、Steamにて好評発売中です。