『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』プレイレビュー&感想《PC》宇宙を舞台に、遊ぶたびにランダムに組み合わされるステージエピソードのなか、複数の自機を操作する、新鮮な縦スクロール・シューティング!ローカル協力プレイも楽しめる!
古き良きアーケード時代から21世紀まで連綿と続くシューティングゲーム。
各作品それぞれの世界観のなか、自機(あるいは自キャラ)を操作し、装備した武器で敵を撃破していく爽快感や達成感。
初見は敵の攻撃に翻弄されたとしても、挑戦し続けることで敵からの攻撃を避けるタイミングや自機の性能を活かした戦いとなっていく、ある意味“覚えてなんぼ”の世界。
しかし、そのステージ構成が「遊ぶたびにランダム生成」されたら?
さぁ、美しきグラフィックで描かれた宇宙の海の戦場へ、オシャレなサウンドトラックに彩られながら、出陣!
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』プレイレビュー&感想、はっじまるよ~。
『The Art Of Flight』Steamレビューコードは、「Page To Pixel Publishing LLC」様より「https://keymailer.co」サイトを介してご提供いただきました。ありがとうございましたッ!!
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』は、縦横無尽な動きが求められる縦スクロールシューティングなので「コントローラーに対応」しているのはもちろん、バッチリ「日本語対応」なので、ランダムに登場するステージ名も日本語にて表示されます。
ちなみにこの画像で赤い色の操作機体の周りに出ている黄色い線は「ロックオン」枠で、ボタンを離すと枠内にいる敵に向かって攻撃する便利なシステム。
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』での攻撃は、基本的に前方に向かって弾が発射されるので、後ろから来た敵や横から来た敵にはこの「ロックオン」にどれだけ助けられることか!!
この画像のステージでは、上下から敵が複数編成で現れ攻撃してきました。
ちなみにボスはこんな風に画面下(自機後方)から「突然」現れたりしますが、まぁ、慣れます。キリッ
ステージ名が日本語表記されることで便利なことは色々あります。
例えば、初めてステージ名「ボギー着弾」を目にした時に「何?何が起こるの!?」と身構えたものですが、そのステージにおける敵以外の変化は「仲間の宇宙船をレスキュー」して「自機数を増やせる」という、いわば「操作船増加チャンスステージ」という事に気づいてからは、安心して楽しめるように!
また苦戦したステージ名を覚えておくとメインメニューの「エピソード」から選ぶ時に便利です。
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』のステージは、RPGにおける“ローグライト”よろしく、遊ぶたびに複数のエピソードのなかからランダムで組み合わるシステムによって、毎回異なる体験が楽しめます。
それはいつもワクワクとした気持ちで楽しめるのでいいのですが、“覚えてなんぼ”のステージ練習はどうしたら?という迷える子羊には、ステージ名さえ覚えていればメインメニューの「エピソード」から選び放題。
既出のステージが選べるだけでなく、エピソード数「全107個」と知ることができ、この戦いの無限の広がりに感動すること間違いなし!
ちなみに敵は様々なボスだかエリートだかが出現し、こちらの火力が弱弱だろうが、情け容赦なく迫撃砲を撃ってきます。まぁ、敵だしね。
「え?この画像のどこに操作している宇宙船が?」
赤い円の一番左端の円の中に極めて小さき存在ながら、か細い線のように黄色い弾を撃っているのが、わたくしの操作自機でございます。
お分かりいただけるだろうか、このサイズの差を!!!
ちなみに複数エリートボスらしき敵が現れることもあります。
ここでも自機の場所を説明させていただけるなら、真ん中下方のピンク色の丸から少し離れた左に居ります。一応、弾も撃っていますが破線のようでわかり辛いかもしれません。
え?なんで艦隊じゃないんだって?…ハッハッハ、仲間はみんな撃破されたッス。…「ボギー着弾(仲間が増える)」ステージは、まだかぁぁぁッ。
ここで大切なシステムをお知らせ。
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』のライフカウントは、残機が控えているのではなく、複数の自機(宇宙船)を同時に操作し、全滅したらゲームオーバーとなります。
これはつまり、一機でも生き残っていれば、「ボギー着弾」ステージで宇宙船をレスキューして増やして安心、攻撃力も二機になってちょっと上がる、諦めないしぶとさが戦場を生き抜くポイントとなるシステム。
だがしかーし、基本的に集団、もとい艦隊での戦いならともかく1機では、攻撃力が弱いので、かなり厳しい戦いとなります。
だからこその自機を救出して艦隊を組む楽しさがあるというものデス。
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』は、シングルで楽しめるだけでなく4人までのローカル協力プレイが楽しめる様々なモードが盛り込まれています。
搭載されたゲームモードは、たっぷり楽しめる「エンドレス」、緑色の輪を取っていく「スラローム」、攻撃ナッシングで生き残る「平和主義」、艦船「樹木園」を守備する「守る」、スコアを競う「たい」と、様々です。ちなみにモード名称は、ゲーム内そのままの表現です。
この全てのモードで4人までのローカル協力プレイが楽しめるので、シングルなソロはもちろん、家族や友達とワイワイ賑やかに楽しむのもおすすめ!
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』は残機が無いシステムなので、協力プレイ時に倒れてからの戦場復活では、他のパイロットが持っている複数機体から1機拝借して復活することになります。
それに気付くのが遅かったわたくし、どこに復活残数が出ているのか、画面を凝視していたのですが、ローカルプレイ・パイロットが「私の船の数がいつの間にか減ってる!」と言ったことから、もしかしてと見ていたら“色が変わって”わたくしの操作機体に!
…戦場での連帯責任?うむうむ、なるほど。
つまり、ヘタピッピなわたくしがメンバーにいる限り、大変非常に仲間には厳しい戦いが待っている、と。
そんなこんなで盛り上がる『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』。
操作機の火力が弱い武器が終始そのままの状態ではなく、途中で遭遇する緑色の物体を取ると、あら不思議。
「パワーショット」が撃てるようになったりするのです。これは複数機いるので、よりパワフル!(画像もアップだし)
別のタイミングで取った時の「パワーショット」は、こんな感じ。
他にも「リバースショット」で、後方にも発射して攻撃できるなど、緑色の物体を取るまで何が使えるようになるか分からない面白さがここに!
またホーミング系の攻撃が出来る様になったりと、緑色の物体を宇宙で見つけたら攻撃力をあげる為に、獲得必須でございます。
ちなみに強化された攻撃は任意のタイミングで使う事が出来るので、緑色の物体を取得するなり変わるわけではありません。
そして喜びもつかの間の幸せで、時間制限がある強化なので、使うタイミングはとっても大切。
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』で広大なる宇宙を進むうちには、後方から敵船団がやってくることも!
まさに「波の壁」。前方にしか攻撃できない状態では逃げようがありません。
上手く隙間を狙ってやり過ごすか、船隊を組みなおすか。
ちなみに『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』では、自機の艦隊のフォーメーションは自動で整いません。
救出やスロープなどのタイミングで崩れたら、自分で一機ずつ整えるか、そのままです。
美しいフォーメーションで戦いたい!と思ったら、ソロになって揃えて(ソロだけに!)いくのですが、団子船隊状態の方が火力が重なって強いような気がするので、このあたりは好みかもしれません。
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』では、ソロになると他の機体の時間が止まるので、それを利用して攻撃したり、難所をすりぬけたりと、様々な戦術を楽しむこともできます。
でも船隊のままで戦うなら「ロックオン」で移動しつつ敵の壁を撃破していくのがおすすめ!敵の動きが激しく無いときは特に便利です。
80年代、90年代のアクションアーケードゲームのオマージュとシューティングジャンルに新鮮な要素が取り込まれた『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』。
美しき宇宙での戦いを彩るオシャレなサウンド、搭載された多彩なモードやローカル協力プレイも盛り上がる縦スクロールシューティング。
どのように艦隊を形作っていくか、どのように硬い敵を撃破していくべきか、色々と試す戦いはとても楽しく、ランダム生成されるステージへの新鮮な驚きも魅力的でおすすめです。
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』は、Steam(PC)にて好評発売中です。
『The Art Of Flight(ザ・アート・オブ・フライト)』ムービー