『首無し魔獣と双子姫(まじゅひめ)』プレイレビュー&感想《PC》ゲームの世界に閉じ込められた双子姫、脱出するにはクリアすべし!可愛い「ぬいぐるみ兵」を召喚して配置し、爽快コンボで敵を倒す、気軽に楽しめるファンタジー・タワーディフェンスゲーム
ある日ゲームの世界へと閉じ込められてしまった双子のお姫様。
誰が何のために閉じ込めたのか、そして時折聞こえる謎の存在の声。
ファンタジックなゲーム世界から脱出するためには、クリアしなければならない!
さぁ、可愛らしい「ぬいぐるみ兵」を召喚して、次々とやってくる敵を倒して、元の世界へと帰ろう。
『首無し魔獣と双子姫(The Beast and the Princess/まじゅひめ)』プレイレビュー&感想、はっじまるよ~。
『首無し魔獣と双子姫(The Beast and the Princess)』Steamレビューコードは、「Libragames」様より「https://keymailer.co」サイトを介してご提供いただきました。ありがとうございましたッ!!
「まじゅひめ」こと『首無し魔獣と双子姫(The Beast and the Princess)』は、可愛らしいビジュアルとアニメーションが彩る世界観でのバトルや紡がれるストーリーも魅力の新作タワーディフェンスゲーム。
「タワーディフェンスゲーム」は、押し寄せてくる敵を倒して拠点を守るのが基本的システム。
『首無し魔獣と双子姫』の場合は、拠点に相当するのが姫様で、押し寄せる敵に対して「ぬいぐるみ兵」を召喚して配置し守ります。
この「ぬいぐるみ兵」のデザインが凄く愛らしい!!
しかもデザインタイプを「ボタン」と「クラシック」から選択できるこだわりが嬉しい♪
クラシックも素敵だけど、ここはやっぱり“ぬい”の布感を楽しむ「ボタン」を選択してレッツらゴー♪
『首無し魔獣と双子姫』は難易度を3段階(勇者、冒険者、新人冒険者)から選べます
少し難しめなら「勇者」、少し易しめなら「冒険者」、そして初心者さん向けの「新人冒険者」。
わたくし「タワーディフェンスゲーム」は好きですが、へっぽこです。
でも色々なゲームを遊んでいるし、全くの初心者ではないはずなので、ここは「冒険者」を選択。キリッ
…これが後々絶望タイムを招くことになるとは、気づいていないのだった。
ちなみに『首無し魔獣と双子姫』のクリアまでの推定プレイ時間は、おおよそ5~10時間とコンパクト。
つまり難易度真ん中「冒険者」なら7.5時間くらいかなぁと思いながら、いざゲームの世界へ!
ゲームの進行は、「物語」と「タワーディフェンスの戦闘ステージ」、新たなキャラクターの解放やアイテム、宝箱ポイントのマップを進んで行きます。(マップの分岐無し)
「物語」は、温かみある手描きイラストとセピアカラーで彩られた雰囲気あるストーリーが紡がれます。
そして戦闘ステージでは、解放されている「ぬいぐるみ兵」を召喚して配置し、画面左からやってくる敵を迎え撃ちます。
画面下に表示されている「タイムライン」で、次にくる敵のタイプやボスが分かるシステム。
「ぬいぐるみ兵」が敵を倒すと「コイン」が手に入るので、このコインを使って新たな「ぬいぐるみ兵」を召喚して複数でバトル。
コインは他にも「ぬいぐるみ兵」のレベルアップに使います。
味方の兵も可愛らしいデザインなら、敵も愛らしいデザインで、カワイイモノ好きにはたまりません。
ゲームが進行する毎に新たな「ぬいぐるみ兵」や要素が加わって行くのですが、とても丁寧な説明やサポートがあり、迷うことなく楽しめる素敵仕様です。
無事チュートリアルが終了。コンボの数やダメージ数が表示されますが、コンボ「1」って、チュートリアルだからだよね、たぶん。
「ぬいぐるみ兵」でのコンボが爽快なタワーディフェンス、これはもしやプレイヤーの腕前に関係あり?と一抹の不安が…。
ともかく「剣士」や「騎士」といった地上を移動する敵では届かない「飛行系の敵(これも愛らしい)」を倒せる「弓術士」が解放されたので、配置、配置。
『首無し魔獣と双子姫』での戦闘は、基本的に配置した「ぬいぐるみ兵」の攻撃エリアに敵が入ってくると自動で攻撃するシステムですが、「必殺技」はプレイヤーがタイミングを見計らって発動しなくてはなりません。
画面左上の青いマナが溜まり、「ぬいぐるみ兵」の頭の上に表示されている「星」の表示が満タンになったら準備OK。
ボタンを押して必殺技発動!
『首無し魔獣と双子姫』のコンボの稼ぎ方は、必殺技を発動してからコンボ有効の時間がバーで表示されるので、その表示がある間に次のキャラクターで必殺技を発動するとコンボとなり、これを繰り返すことで複数のコンボが重なるシステム。
コンボが重なるとユニットのレベルアップに必要な「コイン」を多く得ることが出来るメリットも!
「いやいや画面見ているとはいえ、有効時間のバーをチェックし続けられない!」という場合も安心。
残り時間が少なくなると「音が鳴って教えてくれる」丁寧サポート仕様です。
「ぬいぐるみ兵」は何としても敵を右側へと抜けさせてはいけません。
なぜならその先には姫様がいるから。
画面右上の姫様のハートマークは、敵が画面右へと抜けていった場合に攻撃を受けて減っていき、すべて無くなるとゲームオーバー。
姫様を守って敵を倒す「タワーディフェンス」なので、姫様が倒れては元も子もないわけです。
そんなこんなで戦闘を繰り広げているなかで、物語も少しずつ進んでいきます。
『首無し魔獣と双子姫』のマップの宝箱の中にはスキルスクロールが入っていることがあり、これを使って各「ぬいぐるみ兵」のスキルを強化することが出来ます。
スキルスクロールは付け外しが出来るため、戦闘ステージの敵に合わせた「ぬいぐるみ兵」を強化するのが勝利への道。
敵の数が多くなったり、様々なタイプの敵がやってくるステージでは、召喚するユニットの種類や数、位置が大切なのはもとより、必殺技を出してコンボを決めるのがとても重要になってきます。
そしてもちろん、スキル強化の割り振りも!
ここで、覚えておいででしょうか、わたくしが難易度を「冒険者」にした事を。
少し易しめなら「冒険者」で選んだのに、のに、のに。
腕前がへっぽこ過ぎて、徐々にやり直すステージが増えていき、ついには強敵に歯が立たないような状態に!…マジか…(遠い目)
その時のプレイ時間は、7時間程経過しておりました。
このままでは一生クリア出来ないかもしれない。
それは困る。なぜか。
ストーリーの結末が気になるからじゃぁぁぁぁぁぁッッッ!!!
『首無し魔獣と双子姫』の戦闘ステージの合間に程よく進んで行く「物語」。
奇妙な出来事の伏線があり、双子姫がなぜゲームの世界に閉じ込められたのかも含めて、謎が謎を呼ぶ展開の結末カモーーーン!!
それには、どうあっても、何があっても強敵を倒さねばならないッ!けれど、その前にわたくしが倒れそうだ。
なにせ忙しい、何が?必殺技を出すタイミングが!
コンボつなぎがヘタピッピ過ぎて、焦るあまりに必殺技発動対象ユニットを選択する手が滑って、ゲームパッドガチャガチャ。
そうこうしてる間に姫倒れる、ゲームオーバーからのスキル割り振り確認と変更、時には召喚ユニット変更からの配置換えと、色々やってもクリア出来ーーーーーん!!
ついに禁断のマップ画面でメニューを開いて「ヘルプ」にある「攻略(ネタバレ含む)」を見るときが来たようだ。ぬはははは。
出来れば自力でクリアしたかったけれども、背に腹は変えられん。
ドキドキドキドキ…いざッ!!
…………敵の状態のヒントだったァァァッ、……知りたかったのは、それじゃないムク。
そうか、全くお話にならない腕前であることは分かった。
ならば、もうひとつの奥の手、これぞ禁断中の禁断!そう、難易度を、初心者さん向けの「新人冒険者」にするムク。
“普段はあまりゲームをしない人向けの易しい難易度”と書いてあるのは気にしないムクよ。
『首無し魔獣と双子姫』は、最初に選んだ難易度を「いつでも変更できる」極上仕様。ありがたや、ありがたや。
ということで、「冒険者」改め「新人冒険者」で強敵とレッツバトル!
サクッと倒すどころか、…緊張感たっぷり味わえたんですけど?これ如何に!?
けど、でも、何とか勝てて良かったぁぁぁぁぁ、感涙。
『首無し魔獣と双子姫』の物語の伏線回収からのドラマチックなエンディングで、納得満足。よかった、よかった。
丁寧に作りこまれた可愛らしいビジュアルと世界観&物語、徹底サポートの各種システム、あと前作を遊んだ方には作品世界の繋がりも!
もちろん『首無し魔獣と双子姫』から始めても全く問題ない独立した物語とファンタジー世界が描かれています。
ちなみにクリア後に知ることとなったのですが、Steamストアページの「Youtube」リンクより「Libragames公式 攻略動画」を観る事も出来ます。…これもひとつの奥の手として覚えておこう。
楽しい時間を過ごして無事にエンディングまで到達。
可愛い「ぬいぐるみ兵」の戦闘は大変だったけど面白かったので、もっと遊びたいと思ったら、万歳!エンドコンテンツに「まじゅひめ検定(ゲーマー能力検定)」が!!
これは是非とも遊ばねば、目指せレジェンド!!
……そして。
こんなんでましたけど…。
「ルーキー(新人、および初心者)」キタコレ。
データって正直だなぁ、…マックスダメージ「18」、レジェンドは遥か彼方の無限の先に………やり込むしかあるまいて!!
ということで『首無し魔獣と双子姫』の可愛い「ぬいぐるみ兵」でコンボが決まった時の爽快感と達成感ある戦闘はもちろん、先が気になるストーリーも充実の楽しい時間が過ごせました。
Steamページ記載の推定プレイ時間「5時間前後」を超えた「8時間オーバー」のプレイ時間でした。
やり込みエンドコンテンツでハッキリきっぱり表示されたように、自称「冒険者」の実は腕前「初心者ルーキー」ですが、タワーディフェンスの魅力とクリアできる満足感が味わえるので、タワーディフェンス好きな方はもちろん、初めて触れる方にも是非ともおすすめしたい作品です。
さぁ、愛らしい「ぬいぐるみ兵」と共に双子姫を守り、元の世界へと戻る戦いと物語へ飛び込もう。
『首無し魔獣と双子姫』は、Steam(PC)にて好評発売中です。
『首無し魔獣と双子姫』ムービー