『Dark Quest 4(ダーククエスト 4)』プレイレビュー&感想《PC》シリーズ初の完全日本語対応!重厚な雰囲気の中世ファンタジー世界で、3名の英雄を選択してパーティを組み、戦略的にじっくり挑む正統派ダンジョンクローラー
闇の軍勢、そして邪悪なグラク(Gulak)の支配を終わらせるため、危険なモンスターや罠、魔法が待ち受ける予測不能のダンジョンへ!
どこか懐かしさを感じる雰囲気の重厚な中世ファンタジー世界の危険なダンジョンの奥深くへ、様々なクラス(職業)の英雄たち最大3人編成のパーティーでいざゆかん。
クォータービュー(見下ろし型)の迷宮へ、ターンベースの戦闘を繰り広げて生き延び、悪をぶっ倒~すッぞ、エイエイオー!!
『Dark Quest 4(ダーククエスト 4)』プレイレビュー&感想、はっじまるよ~。
『Dark Quest 4』Steamレビューコードは、「Brain Seal Ltd」様より「https://keymailer.co」サイトを介してご提供いただきました。ありがとうございましたッ!!
『Dark Quest 4』は、伝説のボードゲーム『ヒーロークエスト』にインスパイアされた「ターン制ストラテジーアドベンチャー」で、これまでに3作品リリースされてきた人気シリーズ。
今回シリーズ初の完全日本語対応で、メイン(トップ)画面からバッチリ安心ローカライズの日本語です。
メイン画面左の「ダーククエストサーガを探索する」を押すと、これまでのシリーズ作をSteamにてチェックすることが出来ます。
メニューの「オプション」は、言語や画面の揺れ、カメラのオートフォーカス、カードの高さなど、ゲーム内の画面の設定や、オーディオ、グラフィックを好みに設定することが出来ます。
また「プレイ」ボタンを押すと、「プロフィール」画面となり、これはセーブスロットで「空きスロット」は全部で4つ。
好きなスロットを使って始めることができます。
またプレイ(ダンジョンのクエスト)を進めていくとスロットに数字が%で表示されるので、進行具合を確認できるようで、複数スロットを使って遊ぶ時に見分ける際、便利かも。
スロットを使い始めると枠の下に「ゴミ箱アイコン」が表示されるので、うっかり押して消去してしまうと大変だなぁ、と思いつつスロットクリックしてプレイ。
『Dark Quest 4』の物語は、古い書物に羽ペンで文字を書き込むようなアニメーションと共に頁をめくりつつ進行するスタイル。
ここも日本語ローカライズされているので、『Dark Quest 4』の世界観や物語をバッチリ知る事が出来ます。
そしてまずは、ダンジョンクローラーやシリーズが初めてでも安心の丁寧なダンジョン探索の操作説明「チュートリアル」。
「チュートリアル」での操作キャラクターは、戦士と魔法使いとドワーフ。
ターンベースの戦闘は、スタート前に行動順がモンスターも含めて表示されるので、敵がアクションを起こす順番とパーティメンバーのキャラクターの順番を確認して、今いるメンバーでの戦略を練ることで勝利が近づいてくる世界。
『Dark Quest 4』のダンジョンは、ドアを開けて次の部屋へと移動し、階段がある場合は階段を下りて次のフロアへと進むシステム。
オープンされている部屋は、自分たちが通ってきた場所と今いる場所のみで、同じフロアでも開けてない扉の向こうにどんな部屋が広がっているのか最初は全く分からないため、毎回予測不能の緊張感にドッキドキ。
とはいえ扉を開けて進まなくては、勝利もクエストクリアもないので、どのキャラクターで扉を開けて、他のキャラクターの位置取りはどうするかということが後々大切になってくるダンジョン探索。
『Dark Quest 4』では、様々なモンスターが出てきますが、時には開けた扉の近くに敵が居ることもあり、油断できません。
モンスターとの戦闘が始まると、各キャラクター毎の攻撃やスキルカードが画面下部に表示されるので、どのような行動(アクション)を取るのか、カードを選択し、攻撃する場合は敵モンスターを選択。
パーティー メンバーもモンスターもそれぞれのHPや移動数(範囲)などの詳細なデータをその場で見る事が出来るので、初めて対峙するモンスターをチェックしたり、行動範囲はマウスオーバーすることで点線にて表示されるので、行動前のチェックが大切。
スケルトンチキン…まさかの凶悪なトリガラ?もしやスープにされそうになって、ダークサイドに落ちたのでしょうか。色々な意味で、なんて恐ろしい。
モンスターの攻撃は、詳細画面のカードで「どのような攻撃をしてくるのか」確認出来るので、思わぬ攻撃に慌てぬようにチェックすると心の準備が出来るかも。
『Dark Quest 4』のダンジョンには、闇に落ちた恐ろしいモンスターだけでなく罠の存在も忘れてはなりません。
罠の中には「運命の頭蓋骨」という、ダメージか、体力回復か、結果はドクロをクリックして確認するものも!
危機的状況でこの罠にかかると、まさに運命の分かれ道に!何度冷や冷やしながらドクロをクリックしたことか…。
『Dark Quest 4』では、移動以外の行動(アクション)や攻撃、スキル等は基本的にカードになってるので、拠点にある店やトレーナー、商人ら買うことになるのですが、そのためのお金が実に貯まりにくい!
宝箱を開けて手に入るものの、ひとつ開けて「コイン(お金)」が2枚なんて事が多く、しかも倒れたらそのクエストで集めた「コイン(お金)」はゼロに!!!
最初は「チュートリアルだから少ないんだろうなぁ」と、思っていたけれど、クエストを受けてダンジョンに行っても宝箱からコインが2枚か3枚。…まじか。
トレーラーにあるような革袋いっぱいにコインをためるのは、なかなか大変。むしろ夢のような光景?
カードを購入しなければ貯まるのだろうけれど、ダンジョン探索に行くからには、少しでも強く、そして補助アイテム(ポーション系回復アイテム)が欲しいもの。うーん、このあたりは腕前と戦略次第なのかも。
『Dark Quest 4』の英雄たちが休息する拠点は焚き火を囲むようにキャラクターが順次解放されていきます。
拠点での店は、ポーションや様々なカードを売ってる錬金術師や武器や装備などのカードを売る鍛冶屋。
拠点の右下辺りに居る「トレーナー」からは、各キャラクター個別のスキルカードを購入する事が出来ます。
そして、その並びの上にいる商人は様々な種類のカードを扱っていて、お金を貯めたら色々と購入してパーティや個別キャラを強くしてからダンジョンに行きたいもの。
画面の一番上部にいるのが、長老。
長老からクエストを受けたり、難易度を変更したり出来ます。
また長老のところへ行くとクエストマップを見ることができるので、ここで道なりにといでもいうか、順番にクエストを受注してダンジョン探索を進めていきます。
『Dark Quest 4』のクエストには様々なものがあり、囚われているキャラクターを助けに行くものもあれば、宝物庫のようなところへ行くところもあったりと、多彩。
またそのクエストに関して注意すべき点が注記で簡略表記されているので、ザックリと覚えてダンジョンへレッツらゴー。
『Dark Quest 4』にはキャラクター育成のようなレベル概念はなく、各キャラの固有スキルをトレーナーからカードを購入して戦闘で発揮するシステム。
つまりカードさえ手に入れればスキルが使えるのだけれど、カードは自然に解放されることはないので、少ない報酬(ダンジョンで集めたコイン/宝箱から得たもの)から、どのキャラクターのスキルカードから購入するかという点も悩ましいところ。
ダンジョンへ向かうパーティは最大3名編成。
キャラクターのカードの組み合わせ、そしてパーティーメンバーの組み合わせが、クエストをクリアへ導く近道…たぶん。
悩みつつも購入するカードを選択すると、華々しくアンロックされるのですが、ここでも当然お金(コイン)を使ってます。
やりくりとカードの組み合わせと、パーティメンバー編成、拠点からもう戦略は始まっている!! ババーーン
『Dark Quest 4』でクエストクリアしていくとキャラクターが解放され、最終的には10名に!
それぞれ、本当に全く異なるスキルと戦い方になるため、クエストによってどのような編成をするかは、実に悩ましくも楽しい。
そんなこんなで色々考えたり、勢いで編成したり、やむを得ない事情で編成したかったキャラクターを休めなくてはいけなかったり。
そう!キャラクターが倒れてしまったり、負傷した場合、拠点でそのキャラクターの頭の上にドクロマーク(HP半分)や-1(HPマイナス1)がついて、つまりはHPが回復するまで、ダンジョン連れて行くのはお休みにしないと連続で全滅を繰り返すという大変な未来がやってくるヨカーーン。
逆に、休ませれば休ませるほどHPがプラスアルファされる(最大+3)ため、お気に入りのクラスを繰り返しパーティによりは順番を考えながら、キャラクターを選んでいくことに!
『Dark Quest 4』では、このシステムによって満遍なくキャラクターを探索パーティに組み込む事になるので、自然と様々な戦術を試すことになります。
パーティメンバーを決めてキャラクターを選ぶと、順番に長老の前に並び、その後クエストを選んでクエストにレッツらダンジョン。
ちなみに、長老のところでは「難易度の調整」もできるんです。
自慢じゃないけれど、幸か不幸か勢いよく敵に突っ込んでしまったり、囲まれてしまったりと、敗北カラスとご対面することが多いわたくし。
『Dark Quest 4』で敗北(全滅)すると、存在感あるカラスが「敗北」札を持っていて、残念ムードたっぷり。
そんなこんなで、難易度も下げねばこの先のクエストに不安しかない。
ということで、最初はヒーローの体力とか敵の体力などが中央値だったところ、厳しい戦いとなったので、ヒーローの体力と攻撃の補正をマックスにして、敵の体力補正は下げるという手段に!!
ぬはははは、これで簡単に倒れたりすることはあるまい!…そんな風に思っていた時もありました(遠い目
と、とにかくダンジョン探索や戦闘中に回復したい、ヒールポーションが欲しい!
そうして、やっとヒーリングのカードを購入!
これでダンジョン探索もサクサク進むぜ!ぬはははは!!…と思った時もありました(しょぼんぬ
囲まれてしまうのが、射手が遠距離から集中攻撃してくるのが、がうがう…いや、すべては、わたくしの戦術の甘さゆえ。がうがう
ステーキ肉を目の前にしたわんこの様に、敵の中へと突撃したり、一時撤退するタイミングを見誤るのを気をつけねば。←ソコから!?
ダンジョン探索していくなかで、テーブルの上に食べ物があったら近くに行って食べると体力が回復!という素敵なポイントに気付いてからは、ちょっと安心。
『Dark Quest 4』では、敵にマウスオーバーすると移動範囲は分かるものの、矢の届く範囲がわからなくて、うっかり敵の視線が通るであろう場所にいると思わぬ距離からダメージを受けることも!
しかもアーチャーが複数いると、味方1体に集中して矢を放つ闇の軍団。ピンチはすぐそこ!
でも、こちらのパーティメンバーからの魔法も遠距離から攻撃できたりするので、初期は魔法使いを少しずつ歩を進めるようにして、後方支援キャラとすると、生存率は上がったかもしれません年亀は万年。
相手が弓矢ならこちらも弓矢で、いざ勝負!
射手のスキルで、1度に3体の敵を攻撃することができるものがあるので、複数の敵がいる場合では、そのスキルが大活躍!
敗北からの脱出、結構有利に戦闘を繰り広げることが可能になって、ホッとひと安心。
ゆっくり着実に戦略的に進みましょう、そうしましょう。
これでダンジョン攻略はサクサクだぜ!…そんな風に(rya
世の中そんなに簡単なわけではなく、いや色々なギミックがあって当然なのだけど。
なんとパーティーメンバー3人が、バラバラな場所(部屋)に降りてしまった件。なんとう心細さ。
扉の向こうで果たして何が待っているのか!?
緊張しつつヒーロー3人が順番に動いていくと、やっぱりヤハリ敵が多数いる部屋が!!
…まあ、いろいろと残念な結果を繰り返しつつも、なんとか先へと進んでいた、その時。
かつて密室の扉を開けるなり「フレッシュミート!」と叫んで追い掛け回してきた存在が再現されたかのような恐ろしきモンスターの存在を知るのである。
しかもこっちは、たった一人。遠距離を得意とするけれど、接近戦は…げほげほ。
その後どうなったのかというのは、火を見るよりも明らかな件でして、ごにょごにょ。
他にも、ダンジョンの階段を降りると敵の宴会の真っ只中みたいなお部屋にいきなり進入して地獄絵図も。
ダンジョンは恐怖ばかりではなく、時にはこんな金銀ザクザクみたいな財宝をいっぱいの部屋に行くことも!
だがしかーし、宝箱から出るのが2コインや3コインで、この床に落ちているコインはどの箱に?いやどの箱にも入ってなくてのぅ。
とはいえ宝箱の数があれば、例え出てくるのが2コインでも合計は10コインとか20コインとか、たくさんに!ワン、ツー、たくさん!
決して数えるのを放棄したわけではないけれど、革ポーチのコインを数えながら次はどのカードを購入すべきか考えるのは拠点でのお話。
『Dark Quest 4』でパーティメンバーのカードの数も増え、戦略も色々と試せるようになり、ヒーローも斧で敵を攻撃する戦士(ウォーリア)や魔法使い、射手、騎士、バーバリアンなど、多彩なクラスが揃って、編成も戦術も色々と試せるように!
そして、焚き火の近くにいるメンバー達と異なり、囚われていた所から助け出したメンバーは戦闘カードも実に個性的で、最初に見た時はどのような戦略でいくべきかちょっぴり悩んだり。
実はそのキャラクターは命令するのに慣れているようで、つまり…ハッ、これ以上はネタバレかもしれない。
うまく使えば 多分最強かもしれないキャラクターは、あなたが確認してください。
さて、もうひとり貴婦人を助け出したのですががが。
日本語訳が青年が話しているようで…もしかして美女っぽいけど、この貴婦人…ゴクリ「男の娘」?と、三度見ぐらいビジュアルと会話文を見比べたのは、ここだけの話。
彼女もユニークなスキルを持っていて、オラ、わくわくすっゾ!
『Dark Quest 4』では、先へと進むにつれてダンジョンで待ち受けるのが敵だけでなく、敵を強化したり 敵の防御を上げる旗や、罠が複数あったりと少しずつ難易度が上がり、手応えもバッチリ。
ダンジョンに降りてすぐにその階(エリア)全ての部屋が見えるわけでなく、扉を開けなければその先に何があるのかわからない点が、緊張感ある探索をさらに盛り上げます。
敵がいるのか 罠があるのか それとも宝箱があるのか、全てはドアを開けた先。
予測不能なフロアに、ドアの前や階段では毎回緊張しつつ移動。
さらに、敵の中には倒すと同時に周りにダメージを与える爆発をするタイプもいて、接近戦になるとかなり厳しい戦いになるような場面も!
次に何が起こるのか、何がいるのか、どうなってるのかが分からないまま進むのが、まさにダンジョン探索の醍醐味。
緊張感ある探索の先で、外見も恐ろしい敵と戦い、苦戦しつつも倒せた時の爽快感はひとしお。
『Dark Quest 4』は、じっくり考えて戦略を練りつつ進めるのが好きな方や、重厚な雰囲気の中世ファンタジー、そして、戦略系ボードゲームが好きな方におすすめ。
もちろん初心者さんも、丁寧なチュートリアルで、中世ファンタジー・ダンジョンクローラーの新しい世界へ安心して飛び込むことが出来ます。
また、通常のダンジョン探索やクエストをソロで楽しむのはもちろん、オンライン協力プレイや、クエストをクリエイトできる「クリエイターモード」も搭載されています。
自分でダンジョンを作ってシェアしたり、他のプレイヤーが制作したダンジョンが楽しめるので、ダンジョンの広さはまさに無限大に広がります。
『Dark Quest 4』は、Steam(PC)をはじめ、コンシューマーのニンテンドースイッチやPS、Xboxでも好評発売中です。
『Dark Quest 4』ムービー



