『Kingdomino』プレイレビュー・感想《PC》簡単操作で領地拡大!お城の周りに「地形タイル」を並べるシンプルルールの短時間プレイ、潜む戦略性に「もう一回」が止まらない!ボードゲーム「キングドミノ」デジタル版
お城の周りに領地を広げる親しみやすさで、速攻理解のシンプルルール。
可愛いビジュアルの中に奥深い戦略性が潜む面白さ。
「1プレイ15分ほど」の短時間で気軽に楽しめる?それはある意味あたっていて、ある意味違います。
これは、戦略への理解が深まるほどに「もう1回」で、時間が溶ける未来が待っている「タイル配置戦略ゲーム」。
『Kingdomino(キングドミノ)』プレイレビュー・感想、はっじまるよ~。
『Kingdomino』Steamレビューコードは、「Meeple Corp」様より「https://keymailer.co」サイトを介してご提供いただきました。ありがとうございましたッ!!
「ドミノ」と聞いて連想する遊びが“並べて、倒して、楽しむもの”と思っている人~。「はーい、色んなデザイン楽しいよね」
わかります。しかーし、「ドミノ」の本来のルールは「場の牌の数字に合わせて、手持ちの牌をつなげていくゲーム」。
『Kingdomino(キングドミノ)』は、お城の周りに森林や麦畑 など様々な「地形タイル」の絵柄を合わせて並べてつなげ、区画を広げていく、一目で分かる領地拡大が楽しい、大好評ボードゲーム「キングドミノ」デジタル版。
プレイ人数が揃わなくても「AI(個別に難易度設定可能)」がいつでも対戦相手としてスタンバイ。
デジタル版ならではの気軽さ手軽さは、ちょっと戦略ゲームを楽しみたい方や、初心者さん、もちろんお子さんにもおすすめの1本。
鮮やかで可愛らしい「地形タイル」、さらにその地形の中でちょこちょこ動くアニメーションも可愛らしい、アットホームな戦略ゲーム。
『Kingdomino(キングドミノ)』は、チュートリアルも丁寧で、操作しながらルールを覚えていくことができます。
同じタイルを並べて「区画」を広げ、その地形に王冠マークがあると、さらに「王冠の数×タイル数」でポイントが増え、最終的に領地ポイントが一番多かった人が勝利。
プレイ中も画面の上部で、自領の「地形色分けマップ」と「ポイント」、相手の「マップ」と「ポイント」を確認することができます。
自分の領地内でどの区画を広がるべきか、そして王冠がある地形タイルを取るべきか否か、状況判断することが可能なのです。
チュートリアルで、とっつきやすいルールや可愛らしくアットホームな世界観を楽しみつつ、勝利を収めたわたくし。
本編では、「AI(イージーレベル)」ひとりと軽く腕慣らしと思ったら、全然、まったく勝てない件について!
ちょっと待って、「イージー」だよね?と、思いつつも何戦も繰り返すものの、惨敗に次ぐ惨敗。
別の意味で「もう1回」が続くわけですが、何回目かの負けの後に気づいたのです。
これは初心者ゆえの視野の狭さから来ている“敗北”であることに!
『Kingdomino(キングドミノ)』では、画面内に自分と対戦相手のマップが表示されている事の意味、それは相手がどの区画を広げようとしているかが一目瞭然という事なのです。
つまり、自分の領地の区画だけでなく、対戦相手が欲しがる「地形タイル」を抑えるべきでは?と。
そこに気がついて、一気に面白さが爆発!
自分の領地には「湖タイル」が欲しい、けど、今相手が広げている「草原タイル」を取って、向こうの勢いを削いだ方がいい、とか、あの配置にタイルを置いているなら、次はこの「地形タイル」を狙ってくるだろう、とか。
上手くいったときの高揚感たら、イージーレベルと思えない感動がここに!…熱いわぁ。
そして連勝してイイ気になったわたくし、「AI(イージーレベル)」増やしましたね、ええ、増やしましたとも!
え?結果、…惨敗、という試練の道へ。ぼよ~ん
ちなみに一戦終了すると「ゲームオーバー」と表示されて、ちょっとドキッとするのは、ここだけの話。
『Kingdomino(キングドミノ)』は、このようにシングルで試練を味わうもよし、4人までのマルチプレイやオンラインなど様々なモード が搭載されています。
ローカルプレイでは、コントローラー操作にも対応しているので、気軽に家族や友達と「タイル配置戦略ゲーム」に挑むのもおすすめ。
また、プレイ中の「ビジュアルテーマ」は、クラシックなビジュアルや、新しい「Kingdomino」ビジュアルを、好みで選択して楽しむこともできます。
お城の周りの領地エリアは、「5×5」または「7×7」を選ぶことができるので、軽く楽しむもじっくり戦略を練って挑むも思いのまま。
「地形タイル」を置く前のお城の位置は「マップの真ん中」ですが、タイルを置くことによってお城の位置は変化していきます。
例えば こちらのエリアのように 湖を左に伸ばした形にすると、最終的なお城の位置が右端になるということも!
『Kingdomino(キングドミノ)』は、プレイを開始すると先手、後手がオートで決まり、その後は選ぶ「タイル」によって順番が変化するシステム。
またプレイ画面中の左側には「地形タイル」の残りの絵柄を確認することができるので、どの地形をメインに広げていくのが有利か、攻略の参考にもなります。
また、期間限定イベントで様々な報酬をアンロックすることもできます。
『Kingdomino(キングドミノ)』メインメニューには、プレイボタンはもちろん、実績や統計、リーダーボード、そしてルールやチュートリアルなどのボタンがあり、いつでもルールを確認することができます。
そのなかでも注目は、「ロストキングダム」。
プレイや実績の解除によって集めた「かけら」で作った「マジックドミノ」で、霧に包まれた王国の霧を晴らす探索のお楽しみが!
「マジックドミノ」を作成したら、霧に描かれているマーク(プロフィール、キャッスル、ミープル、クエスト)から好みのマークの上に置きます。
今回は「キャッスル」マークの上に置いたので、新たなお城デザインの報酬がアンロック。
こうして、新しいデザインのお城やコスメティックを解放していく楽しみがあります。
『Kingdomino(キングドミノ)』は、2017年に名誉あるドイツ年間ゲーム大賞受賞に輝いたボードゲームの公式デジタル版。
ボードゲームがベースとなると、難しそうとか、ベースとなった作品のルールを知っている前提なのかと心配になりますが、大丈夫。
今回始めて触れたわたしも、戸惑うことなくチュートリアル後すぐに楽しめました。
深い戦略性があるにもかかわらず、シンプルなルールと気軽に短時間楽しめるという点も魅力のひとつです。
一人でちょっとした空き時間に楽しむのはもちろん、家族や友達と1画面で一緒にローカルプレイを楽しむのもおすすめです。(コントローラー対応)
おひとりさまの場合、「AI」を増やしていくと、たとえ「イージー」であろうとも対戦相手の「地形タイル」選択や配置スピードが速いので焦ります。
でもそのスピード感がある中で、勝利を掴んだ時の快感は、ひとしお。
ボードゲーム好きさんはもちろん、ちょっとした空き時間に手軽に戦略ゲームを楽しみたい方、家族や友達と楽しみたい方におすすめ。
簡単にはじめられる戦略ゲームとして、またマスターを目指してじっくりと楽しむこともできるので、気になっていた方は、ぜひ触れてみてほしい作品です。
『Kingdomino』は、Steam(PC)をはじめ、iOS、Androidにて好評発売中です。
『Kingdomino』ムービー



