『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』プレイレビュー＆感想《PC》ドット絵キャラが可愛らしくも手強いソウルライクなデッキ構築型ローグライクRPGで、気軽にどっぷりダークファンタジーカードバトル

『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』は、ダークファンタジー世界のドット絵キャラが可愛らしいと思っていたら、プレイ毎にランダムな手札やイベント選択で時間が解けていく、ソウルライクなデッキ構築型ローグライクRPG。
 
マップルートの選択やイベントの選択肢によって様々な出来事が待ち受けるランダム性が癖になるローグライク。
 
そして道半ばで倒れてしまったら、戦利品のソウルズ（魂石）でアップグレードしていた装備は電子の彼方へ逝ってしまうけれど、新しいカードがオープン（カードロック解除）されたり、思わずセットで揃えたくなる様な装備がオープン（アイテムロック解除）されたりする、飴と鞭システムがやっぱり癖になる！
 
『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』プレイレビュー＆感想、はっじまるよ～。

『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』レビューコードは、「HeroCraft, Ltd.」様より「https://keymailer.co」サイトを介してご提供いただきました。ありがとうございましたッ!!
 
日本語対応しているので、ニューゲームは“新しいゲーム、スタート”とキッチリ日本語です。

 
『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』のキャラクター（職業）は3種類で、最初に選べるキャラは、神聖なる騎士ディバイン・ナイト。
 
騎士でも初期装備は、棍棒（クラブ）と木製シールド（木の盾）、鎖鎧（さがい/くさりかたびら）。

 
あらかじめ名前が入力されていますが、好みの名前に変更することが可能。
 
基本的に分からない言葉や要素などは、マウスを合わせる（オーバーレイ）とポップアップウィンドウで説明が表示される親切設計。
 
「クラスを選択してください」ボタンを押すと、いよいよ今回の冒険のカードデッキが表示されます。

 
毎回違うデッキが表示されるので、初期デッキを選択する事はできないけれど、冒険を進める中で、ドルソウルズ（お金）やソウルズ（魂石）を使って作成したり、勝利の後に表示される3枚のカードから好みのカードを選んだりと、デッキを育てる楽しみも！
 
で、さっきの職業選択での（ディバイン・ナイトは除いて）「神聖なリーチ」や「性脱論」や初期デッキ表示の「既に転がしたデッキ」表現で、察した方もいらっしゃるかと思いますが、最初とっつきにくい日本語です。でも慣れます。ゲームの面白さの前には風の前の塵に同じです。些細なもんです。いやマジで！
 
なので続きまっせ、“アーティファクト選択”だと思わしき「遺物選び」。ただしこれは2回目以降に表示されます。

 
『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』で、いっとう最初は、誰でも初心者のチュートリアルからですがなもし。

 
もちろんチュートリアルすっ飛ばして、冒険へレッツらゴーもありです。選択肢ありました。なので、この辺りはお好みで！
 
チュートリアルが終わると無事アクセサリ（遺物）を貰って、装備し、いざ冒険へ！

 
『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』のマップはルートを選んで進むタイプのマップで、剣は敵との“戦闘”、焚き火は自動で回復される“魂の井戸”。

 
ダイス（さいころ）は“イベント”、鎧は装備の売買“武器屋（鍛冶屋）”、宝石はカード作成など“ソウル・チャーマー”など、少し先が分かるので、好みで選んで進むことが出来ます。

 
“魂の井戸”では、ドルソウルズ（お金）を使って、力や知能などのステータスアップも出来るので、冒険の戦略としてどのポイントを通過していくかも結構重要。

 
ちなみに、わたくし1回目の冒険でドクロマーク「中ボス」を避けるルートで進みましたのよホホのホ。

 
「え？それアリ？」って思いますよね？冒険選択の自由～なのですが、「中ボス」倒すとソウルズ（魂石）がゲットできちゃったりするので、後々を考えると倒していた方がいいかもしれません。
 
がッ「中ボス」を倒すよりも倒される確立のが高いかもしれない！と思う慎重派は、避けるもありだと思われますです。ひとつでも先へと目指すぜ、レッツらゴー♪
 
『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』のマップのダイス（さいころ）では、様々な“イベント”が待っています。

 
遭遇した様々な出来事にかかわるのか、それとも通り過ぎるのか、あるいは対応するのか、どのような選択肢を選ぶべきか。
 
そして選んだらジャッジされる様な事も！

 
裁判カードが伏せられ、シャッフルされた後に選んだ1枚が「成功」か「失敗」かは、神のみぞ知る。

 
イベントのなかには、宝箱と思ったら宝箱モンスター「ミミック」だったという様なことも！
 
大丈夫、エリクサーは持ってないから「エリクサーちょうだい」は言われません。エリクサー使えない病持ちの天敵…。
 
でも「ミミック」に立ち上がられると、これはこれでホラーな対象に！

 
『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』のバトルは、カードバトル。
 
敵が頭上に出したカードをチェックして、手前に表示されている自分の手札から良きカードを選んで敵の前の枠に置き、戦略的に戦います。

 
左のキャラクターの下にあるバーで、赤のハートがHP、緑のしずくがカードが使えるスタミナで、カードの右上の数字とリンクしているため、スタミナの残量を考えつつ、敵カードに適した攻撃や防御、サポートカードを選ぶ必要があります。
 
じっくり考えてカードを選択した後は、「順番終了」ボタンを押したら、戦闘フェーズスタート。
 
スタミナバー右横がカード枚数なので、手札数の増減に関わるカードを使用する時は確認した方がいいかもしれません。
 
というのも、確認しないで手札を増やすカードを使っても、持てる枚数以上は持てないので、大事に置いておいたカードが消滅するはめに…うう。
 
カードは使用すると手札が自動で並べられるので、そのランダム性も毎回異なるバトルが楽しめるおすすめ要素。
 
ただし、一度敵の前の枠に置いたら交換出来ない様で、一旦置いたものの、やっぱりこっちのカードがいいなぁとは成らない様に、慎重な判断が必要かもしれません。
 
そしてステージマップを進んでいくと、最奥に待つ「ボス」。

 
さすがにHPも高いし、攻撃力もあるし、手強いです。
 
「もう駄目か」とハラハラしつつも、毒を入れたり、呪いをかけたりと様々な攻撃や、HPやスタミナ回復カード、防御カードを駆使して、何とか勝利を掴んだら、貴重なソウルズ（魂石）ゲットだぜ!!
 
そしてボス戦を乗り越えた者だけに問われる審判。
 
そうして旅は次のステージ（マップ）へ。
 
新たなステージマップとはいえ、既にわたくしは前ステージマップの「ボス」に勝利した存在。
 
最初に出てくる敵なぞ、あっという間にコテンパンに…………やっつけられましたが何か？（泣）
 
聞いてないよ～ッ!!手札ランダム、敵強い、欲しいカードこない、敵強い、回復できない、敵強い、ううう。
 
だがしかーし！神は我を見捨てないッ!!
 
『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』は、ソウルライクなデッキ構築型ローグライクRPG。
 
死んで覚えて強くなる！…たぶん。
 
いやいやいや、新しいカードがオープン（カードロック解除）されたり、思わずセットで揃えたくなる様な装備がオープン（アイテムロック解除）されたりする、飴と鞭システムですがなもし。

 
次は、次こそは！次のステージの敵に勝つ!!
 
デッキもカードも装備もランダムながら、マップ中のイベントや様々な拠点で好みが少しずつ反映していく面白味、そして運要素もありながら、それに打ち勝ち勝利した時の高揚感。
 
死を繰り返して強くなるだけでなく、ここだけの話「ボス」キャラとの会話もちょっと面白い仕掛けがあったり、その後の選択による変化など、繰り返すからこそ面白い様々な要素が魅力の作品です。
 
ちなみに『Deck of Souls（デック オブ ソウルズ）』は、アルゼンチン出身の手に障害を持つ個人開発者「ダンテ・アンドリアーノ（Dante Andriano）」氏によって世に送り出された作品だそうです。
 
水面に写るキャラクターの姿までも描きこまれたピクセルアートの可愛らしくも美しい世界とキャラクター、戦略的にカードを駆使して容赦ない強さの敵に挑み、聖書に関連するような要素も盛り込まれたダークファンタジー世界を旅しよう。
 
カードバトル系ローグライクが好みの方はぜひ！
 
気軽にどっぷりダークファンタジーカードバトル、繰り返す面白味がいっぱいで、おすすめです。
 
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