『ビビッドナイト（Vivid Knight）』プレイレビュー＆感想《PC》日本語ボイスの可愛いキャラで、気軽に楽しく時間がとけるパーティ構築型ローグライク！黒の魔女に宝石にされた王国の人々を助けるため、王女の輝石姫アメリがダンジョンに行っきま～す！

無色および各カラーの「ダイヤモンド」に赤色「ルビー」、青の「サファイア」、緑色は「エメラルド」や「ペリドット」、紫の「アメジスト」に、黄色やオレンジ系の「トパーズ」「シトリン」「アンバー（琥珀/コハク）」、黒は「オニキス」、茶色の「スモーキークォーツ」等々、多彩な色や輝き、その存在感に魅力を感じるのはわかるけれど、よりによって王国の民を宝石に変えてしまうとは!!
 
宝石やキラキラするものが大好きな「黒の魔女（CV:高木友梨香さん）」のさらなる美しいコレクションの為に、宝石に変えられ持ち去られた王国の人々（なんと王や王妃まで！）を救うべく、おてんば王女の輝石姫「アメリ（CV:小原莉子さん）」が、ひとりで迷宮（ダンジョン）へと足を踏み入れる大好評「パーティ構築型ローグライク」。
 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』プレイレビュー＆感想、はっじまるよ～。

『ビビッドナイト（Vivid Knight）』レビューコードは、「Asobism.Co.,Ltd」様より「https://keymailer.co」サイトを介してご提供いただきました。ありがとうございましたッ!!
 
第一印象は、なんて可愛いキャラデザなんだ!!
 
宝石にされた王国民達を救うための冒険ゆえに、仲間となる面々はビビッドカラーの宝石ルースで描かれて可愛らしくも美しい。
 
王国の住民たちなので、騎士や兵士、傭兵、自警団員といった戦闘で心強そうな面々から、鍛冶屋や執事長、大図書館の司書に宮廷画家、木こりに花売り娘、旅商人、さらに旅楽師や道化師、旅の侍に森の民、そして盗賊、囚人などなど、多彩な能力を持つ人々が宝石とされているのを解放して仲間にするパーティビルドが楽しめます。
 
黒の魔女では無いけれど、集めて眺めてコレクションもきっと楽しいに違いない。
 
ということで『ビビッドナイト（Vivid Knight）』プレイスタート♪

 
日本語ボイスの可愛いキャラで、気軽に楽しく時間がとけるパーティ構築型ローグライク。
 
画面メニューの「はじめから」は、プレイ開始でわかるけれど、次の項目「白の館」とは!?
 
お答えしましょう！
 
それは、白の魔女「ゼオラ（CV:高橋麻里さん）」が住む館で、ダンジョンを初クリアしたり、ダンジョン内で手に入る事がある【輝石】を集めて、「新たなキャラクター」や主人公が装備する「アクセサリー」、および主人公が使う「魔法や道具の力が秘められたジェム（宝石）」を解放することが出来る【王国の秘儀書】がある場所です。

 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』で宝石にされた人々を救う（解放する）為には、最下層の黒の魔女を倒す為に進むのはもちろん、何としてもプレイする度に変化する迷宮（ダンジョン）をクリアしていく必要があるのです。

 
ちなみに【輝石】10個で一回解放（アンロック）する事ができますが、表示された三つの中から、何を解放するのかを選ばなければなりません。

 
迷宮探索と踏破に有利となるものはどれなのか。
 
新たなキャラクター（ユニット）か、アクセサリーか、ジェム（主人公が使う魔法や道具の力が秘められたサポートアイテム）か。
 
ダンジョンを進むにつれ、解放キャラクターが増えてくるにつれて、この選択がとても悩ましいものになっていきます。
 
なぜなら、ここで解放されたものが、今、手に入るわけではないからです。
 
あくまでも解放（アンロック）されただけで、実際のダンジョン内では「マップがローグライク」ならば、登場する「キャラクターやアイテムもランダム」だからです。
 
つまりプレイする度に、マップも登場キャラクターもアクセサリーも変化するので、二度と同じパーティメンバーや装備にはならない一期一会のローグライク沼がここに！（ダンジョン間での引き継ぎはありません。）
 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』でキャラクターやアクセサリーを解放していくと、メニュー画面の「図鑑」で確認することができます。

 
キャラクターやアクセサリー、ジェム（宝石）にモンスターとコレクションする楽しみがいっぱい♪コンプリートすると見応えたっぷり！
 
ということで、いざ主人公キャラクターを選んで、迷宮（ダンジョン）へ！

 
いやいやいや、王国の人々を救うために輝石姫「アメリ（CV:小原莉子さん）」が主人公では!?と思ったのは今は昔。
 
ふふふ、それもひとつの物語。何やらもうひとつ、別のキャラクターの物語も楽しめるのですが、それはまだまだ後のお話。お楽しみは続く。
 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』のチュートリアルは丁寧で、移動は楽々、行きたい方向にある矢印を押すだけ。

 
矢印を選んで移動した先には、敵モンスターがいた!!
 
何と戦闘もオート（自動）で、最初に選んだキャラクターがモンスターと戦ってくれます。

 
迷宮探索を始めたら宝石にされた王国の人々（仲間たち）が元の姿で一言、バトル開始と終了、もちろんバトル中も日本語ボイスで喋るるる～♪
 
戦闘でキャラが喋ると、個性や臨場感が増すので、サイコーです!!
 
迷宮探索、メチャメチャ気軽に楽しめそうなヨカ～ン！と、チュートリアル始まったばかりでお気楽に考えていたわたくし。
 
ちなみに移動には、画面上部の青いバーで表示されている「マナ」が消費されるので、マップを開いて移動回数とマナの残り回数をチェックするのが吉。なぜならマナが無くなっても移動すると、キャラがダメージを受けて大変なことに!!
 
そんな事を知らなかったお気楽極楽なチュートリアルで次に移動した先で宝箱発見！
 
そこでキャラクターユニット3体の中から1体選ぶことに！

 
あら、パーティメンバーひとりとソックリさんが居るわ？しかも光ってる…。
 
既に居るメンバーが光るのは、ユニットを3体集めてアップグレードすると、ユニットが強化されたり、『ビビッドナイト（Vivid Knight）』ならではのシステム「シンボルアビリティ」の為にも、集めやすい様に光っている模様。
 
ならば同じキャラ宝石を選択し、敵とのバトルで下の階への鍵も手に入れて、いざ進め次の階へ！

 
次の階にはプレイヤーキャラが使える「赤いジェム」がクリア後手に入る様です。
 
ちなみに戦闘でキャラの体力（HP）が減った場合の回復や、パーティの編成は決められた場所でしか出来ない点にご注意。（え？クリスタル？セーブポイント？と条件反射で頭に浮かぶ事もあるかもしれませんが、セーブはフロアに下りた時点での自動セーブなので、手動は無いかと）

 
ユニットが強化されるだけでなく、『ビビッドナイト（Vivid Knight）』ならではのシステム「シンボルアビリティ」の為にもユニットキャラを集めてアップグレードする必要があります。
 
仲間の能力（シンボル）のカラー（全10色）やマーク（全13種類）を決められた数集めることで、戦闘においてダメージ付与やガードなど様々な効果がある「シンボルアビリティ」が発動し、戦闘を有利に運ぶことが出来るのです。

 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』の戦闘で強くなる為の本丸となる「シンボル」と「キャラ」管理、そしてキャラやアイテムの登場ランダム性の悩ましさと面白さ。
 
そこにプレイヤーが関与できるのは、ユニットキャラクター解放（集め）。
 
宝箱を開けたり、（キャラクター）宝石を売るねずみっぽい「宝石屋」さんから購入したキャラでメンバーを組まなくてはなりません、ががが。

 
パーティを構築するためには、「キーン（ゲーム内通貨）」を使ってパーティのメンバー枠を拡張する必要があります。（アメリ姫の場合は6枠まで）

 
また宝石屋さんから宝石（に変えられたキャラクター）を購入するのにも「キーン（ゲーム内通貨）」が必要です。
 
そして「キーン」を入手するには、モンスターとの戦闘に勝利したり、ダンジョン内の移動先で手に入れたり、時には移動先のイベント選択で手に入れたりと、様々な方法があります。
 
宝石屋さんで購入できる宝石（キャラ）表示はランダム、表示を更新するには「キーン」が必要。
 
イベントで増やす為に投げ込むといった選択もありますが、基本的に宝石屋さんだけで使うことになります。（装備アクセサリーやジェムを手に入れる為に「キーン」を使うことはありません。）
 
つまり体力回復の治癒など発動させたい「シンボルアビリティ」がある場合、そのカラーやマークを持っているキャラ宝石を集める為に、更新を繰り返すに「キーン」が必要に！
 
ちなみに購入したキャラ宝石を売る場合も同じ額で引き取ってくれるので、間違えて購入したり、持っているものを売る場合も安心ではあります。（ただし3体でアップグレードしたキャラも1個として引き取られるので、その場合はマイナスに！）
 
そして一度発動させた「シンボルアビリティ」は、そのユニットを手放してもその効果は残るので、パーティメンバーとして必要としない場合は、ユニット控え枠が限られた数ゆえに手放すことになります。
 
ちなみにシンボルやマークは、アクセサリーにも付いているので、装備するかしないかの選択をする事になります。

 
そんなこんなで、まだまだチュートリアルでは、次の階へと進む鍵を手に入れて、下の階への扉をあけることに！

 
ダンジョンのフロア表示に描かれていた戦闘をサポートする剣のジェム（プレイヤーが使用）ゲット！

 
クリア報酬の【輝石】を受け取り、次の迷宮（ダンジョン）が解放されました。

 
ちなみにアメリ姫（プレイヤー）が使うジェムは、ダンジョン内で黒猫が営む「錬金術屋」さんから購入します。

 
ここでも選択が！2つのジェムが表示されるので、必要なものを選択したり、持っているものや好みのものではなかったらスキップしたりします。
 
そんなこんなで次々とダンジョンをクリアし、フロアマップを探索するうちに、宝物庫への鍵を見つけて行ってみたら、イベント発生!?

 
アクセサリーをひとつだけ持っていってもいいという「幸福の女神像」は、出会えると実にラッキーなイベント。
 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』のイベントは、やっぱりランダムのようで宝物庫に限らず通常のダンジョンでも「幸福の女神像」との出会いが楽しめます。
 
そしてキャラの強化と「シンボルアビリティ」に少しずつ慣れてきて、パーティメンバーの数も増えつつあるダンジョン探索。

 
左側のキャラクターの体力バーの上に発動中の「シンボルアビリティ」効果が表示されています。
 
魔法ダメージもいいけれど、物理ダメージを強化したいなぁと、目指す強さを調節しつつあるパーティメンバーの時も、敵が強力な攻撃を仕掛けてくるマーク（DANGER）が出てると、盾や防御系ジェムでパーティをサポート。

 
ダメージを出来るだけ少なくする必要があります。
 
油断しているとパーティメンバーの体力が無くなり、宝石へと戻ってしまいます。

 
こうなると動けるキャラユニットだけで、戦闘を乗り切らなければ「ゲームオーバー」という全てを失ってしまう無情なる世界へ。
 
ちなみに、持っているジェムよりも良いものが手に入ったらいいなという思いと好奇心から、イベント「口を開けた石像（口に手を入れるとジェムを獲得 プレイヤーが封印を受ける）」で、カエルに似た石像の「口に手を入れる」を選択したら、サポートジェムが何一つとして使えなくなって（鍵をかけて封印された）メチャメチャ焦ったことも！

 
その時のパーティメンバーが強かったので、何とか「ゲームオーバー」になる事なく封印がとけるまで生き延びることができたけれど、肝を冷やすイベントでした。
 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』の「シンボルアビリティ」発動が上手く出来ると、キャラクターの体力バー（画面左）の上にびっしりと表示されて心強いことこの上ない安心感ある戦闘に！

 
そして幾度となく挑戦したラスボスの黒の魔女が待つ「魔女の迷宮」へ！
 
ハラハラドキドキを繰り返しつつも、なんとか勝てた…、勝てた！うぉぉぉぉ!!

 
でも、まだまだキャラクターユニットもアクセサリーもジェムも全てが解放できたわけではなく、新たに現れたダンジョンへの挑戦や、もうひとりの主人公キャラクターでの物語も！と、まだまだたくさん遊べる「パーティ構築型ローグライク」。
 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』は、主人公キャラを選択して、迷宮（ダンジョン）を選び、各階のフロアマップを探索して、敵と戦い、次の階へと進む鍵を手に入れて進み、ラストのボスを倒すとクリア。
 
まずは、アメリ姫で最奥の黒の魔女がいるダンジョンを目指します。
 
誰かと出会って頼まれごと（おつかい）をしたり、クエスト受注などナッシング。
 
マップでの移動も、進みたい方向にある矢印をポチッと押すだけの簡単移動。
 
めっちゃ気軽に楽しめる！キャラもモンスターも可愛いし、パーティメンバーの一言喋りも楽しい♪
 
何よりパーティメンバーを編成する面白さがバッチリ味わえるローグライク。
 
黒の魔女を倒して終わりではなく、さらなる新ダンジョンが登場したり、解放されるもうひとりのキャラクターでの物語は、パーティメンバーもマークシンボルも様変わりして新鮮な気持ちで楽しめます。
 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』は、マウスひとつの簡単操作で、気軽に楽しく始められるだけでなく、より強いパーティメンバーや「シンボルアビリティ」を構築しはじめるとじっくりたっぷりと長く楽しめるローグライクとしておすすめです。
 
個性豊かで魅力的なキャラクター達が、一言喋るのも楽しい♪
 
好みのキャラはたくさんいるけれど、極度のめんどくさがり屋の「自警団のクロード」が戦闘前にダルそうに「一回だけですよ」とか喋ったり、どうやらモンスターの「マンイーター（小さい）」を花と言って売っているらしい「花売り娘のカーネリア」が、戦闘前に「お花はいりませんか」とか言って花（マンイーター）でモンスターに攻撃したりと、それぞれの個性が光すぎて戦闘中も色々と面白くてたまらない。
 
「時間が溶けるローグライク」とか、「一回クリアしてからが本番だ！」という評判に違わぬ面白さ。（※ニンテンドースイッチ版は、ファミ通クロスレビュー「ゴールド殿堂入り」）。
 
『ビビッドナイト（Vivid Knight）』は、Steamのほかに、ニンテンドースイッチや、スマートフォン（iOS、Android）でも好評発売中です。